葛根湯の原料として知られ、その名の通り甘味が特徴
学名:Glycyrrhiza uralensis
科名:マメ科
使用部位:根
本質:消化性潰瘍治療薬
成分:グリチルリチン(甘味成分)
イソフラボン クメスタン
グリチルリチンは、ステロイド様作用
イソフラボンとクメスタンは、エストロゲン様作用
解熱消炎鎮痛作用 鎮咳・去痰作用 抗アレルギー作用
エストロゲン様作用 解毒作用
適用:胃潰瘍 かぜ 咳 咽喉痛 皮膚炎
甘草はカンゾウの根で、その名の通り砂糖の150倍の甘さをもちます。
この甘味成分のグリチルリチン(グリチルリチン酸)は、抗炎症作用や鎮痙作用、エストロゲン様作用をもたらし、消化性潰瘍や激しい咳、咽頭痛の緩解に用いられます。
また、アレルギー薬であるグリチロン錠や漢方の要薬として知られる、葛根湯の原料として用いられます。