出版社: 大麻博物館
麻の葉模様は正六角形を重ねたデザインで、現在も根強い人気のある伝統的な和柄です。 着物や和雑貨の他、乳児が麻のように丈夫に早く成長してほしいという願いを込め、赤ちゃんの産着の定番です。
しかし、残された文献や資料は数少なく、その正確な由来や経緯など、不明な点も少なくない謎多き模様です。
本書では、そんな麻の葉模様がなぜ、800年もの間、日本人の感性に訴え続けているのかに迫ります。
<目次>
1:麻の葉模様、誕生とその歴史
インタビュー 千本釈迦堂・大報恩寺住職 菊入諒如さん
インタビュー 松竹衣裳株式会社 代表取締役社長 海老沢孝裕さん
2:模様に込められた意味
インタビュー 麻布中学校・高等学校校長 平秀明さん
インタビュー きものコラムニスト 朝香沙都子さん
3:デザインとしての特徴
インタビュー 株式会社タニハタ 代表取締役社長 谷端信夫さん
インタビュー 株式会社中川政七商店 デザイナー 田出睦子さん
4:古今東西、多様な広がり(神社仏閣、建築、鉄道、海外など)
5:描き方とつくり方(フリーハンド、紋きり、折り紙、ネイルなど)
資料(葛飾北斎デザイン・家紋・組子細工・刺し子)